環境経営は、環境ISOの中で最も本業に踏み込むシステムで、
その一部仕組みであるPDCAは、目標管理制度として成果を数値で表します。
成果がどれくらい出たのか。
効果があれば、
「きっちりやっていきましょう」
ということでPDCAのマネジメントをする。
そして継続的改善です。
継続的改善は、ISOの基本的な要求事項なのです。
ところが継続改善でお金や労力(人)を掛けている事業所が実に多いのです。
形式だけの文章を作成したり、形式だけの仕事のやり取りをおこなったりして、
ISOに無駄な労力とお金をかけているのですね。
ISOというのはあくまで手段ですから、
こればっかりにお金をかけて多少仕組みがよくなっても、
本業で利益とか環境配慮にあまり成果が出ないようでは意味がありません。
環境経営というのは、道具・手段です。
ここにお金ばかりかけていても、目的は違うのです。
目的は、環境に配慮しながら
自分の会社の利益をあげていくことです。
■成功する環境経営のポイント!
経営者の大事なところ、理屈は良くわかった!
これからは、おれがきっちりと計画をして経営の見直しをする!
そうです!!
事業を営んで行くためには、
経営者が率先して行動を起こすことが大切なのです。
しかしここで注意していただきたいのは、
計画(プラン)と経営の見直し(アクション)があったとしても、
情報伝達がうまくいかなければ2つのピラミッド機能は寸断されてしまいます。
決めたことを実行する2つのグループ、経営層と従業員層が、
スムーズな情報伝達を機能させるためには、
「人」というパイプの役割が必要になります。
どんなに素晴らしいシステムを運用するのにも、
どんなに画期的な営業手法を使うにしても、実行するのは「人」です。
そこで情報伝達部分を円滑に機能させるために最も大切なことは、
最適な教育システムで人の能力を発掘することなのです。
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