チェックリスト作成後、実際に現地に赴き、模擬監査とヒアリングを行いました。(株)つばめ急便の内部監査員の皆様は、上の写真でもお分かりいただけるように、非常に熱心に現地監査に取り組まれ、マネジメント・システム改善への高い意欲を感じました。
監査で大切なことは、雰囲気や質問は優しく、指摘は厳しくチェックし、被監査部門の自覚向上を促すことです。チェックリストは効率的な監査を進めるために重要な役割を果たしますが、頼りすぎることは禁物です。時と場合において、柔軟な対応を心がけましょう。
『監査の雰囲気と質問は優しく、指摘は厳しくチェックしよう』
また、監査を始めるときは、「○○さんにお聞きします」とはじめ、誰に対する質問かを決めておき、主語と述語を的確に伝えるよう努力しましょう。そして、不適合項目・改善項目に関しては、監査に参加していない人が見ても状況がよく分かるように記録しておくことが大切です。
『質問するときは主語と述語を明確に』
実際の現地監査では、機密書類が入っているキャビネットに鍵がかかっているかどうか(施錠)、ごみ箱に個人情報を含んだ手紙や書類が捨てられていないか(廃棄処理)、フロッピーディスクやUSBなどの端末記憶媒体の抜き忘れがないか(情報漏洩)、PCにパスワード付きのスクリーンセーバ設定がされているかどうか(情報漏洩)などのヒアリング&監査を行いました。今後、マネジメント・システムとして確立するために場合別の「対応策一覧表」を作成することも一手段です。つまり、個人情報保護のみならず、情報セキュリティの視点からもリスク対策を検討する必要があります。
『個人情報保護+αリスク対策を検討しよう』
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