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ISO(International
Organization for Standardization)とは |
ISOはInternational Organization for
Standardizationの略号で、日本では国際標準化機構と呼ばれています。産業分野における世界共通の規格/標準を作るための非政府機関の国際的な組織で、本拠地はスイスのジュネーブにあります。各国の代表の標準化機関一つのみが会員となっており、日本からは、JISの審査、管理を行っているJISC(日本工業標準調査会)が会員として参加しています。ISOが定めた規格としてなじみの深いものでは、写真フィルムの感光度やねじの寸法といった工業製品の規格をはじめ、最近は、品質管理システム規格(9000シリーズ)や環境マネジメント規格(ISO14000シリーズ)といった管理するための仕組みの規格(システム規格)を発行しています。 |
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ISO14001とは |
1992年にリオデジャネイロで開催された「地球サミット」に向けた議論の中で、地球環境保護のためには、環境管理システムに関する国際規格が必要であるとの認識が高まり、1993年、環境マネジメントの国際規格「ISO14000シリーズ」が発行されました。
ISO14001は、ISO14000シリーズの中で、環境マネジメントシステム(EMS)を構築する際に事業者に要求される事項を定めたものです。環境マネジメントシステムでは、組織の活動及び提供する製品やサービスが環境に与える負荷(影響)を常に低減するように配慮し、継続的にその改善をするようにするための組織的な仕組みを構築します。組織がISO14001に基づきシステムを構築し、第三者による審査を経て認証を取得することは、組織自らが環境配慮への自主的、積極的な取り込みを行っていることを示す有効な手段となります。企業の環境配慮に対する世界的な関心の高まりによって、今後ビジネスを運営する上での前提条件となることが考えられ、日本でも10,000件を越える事業所がISO14001を取得しています。 |
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ISO14001取得のメリット |