日本のごみの量全体比率を調べてみると6割が買い物袋とか、オフィスからの紙コップ、新聞紙などの容器包装関連のものです。

食品包装に使っているトレイやラップも結局廃棄されるゴミなのです。
そして1割が食べ残しです。
7割強が容易包装と食べ残しです。

1割がホテルの立食パーティで使用されたものや食べ放題で使用されたもの・・・つまり食べ残し。
あるいは、賞味期限切れの食品などですが、これは年間2,000万食分廃棄されています。

廃棄されている食品のほとんどが輸入しているものです。

日本は食料自給率30%の国です。
食料飢餓といわれている北朝鮮が食料自給率70%、

つまり食料自給率を通常8割きると、その国の食糧事情は危機的な問題なのです。
日本は、大半が輸入です。


包装について

基本的に野菜類は、ばら売りで販売されています。
ラップもトレイもありません。
買いに行く人は、買い物袋とタッパーを持って行きますから、包装材のゴミはでません。

野菜を包装販売しているのは、世界で見ると日本とアメリカです。
それ以外の国ではばら売りは、常識なのです。

世界30カ国のくらしという本があります。
ココにも書いてありました。
物の売り方・・・ラップ・トレイ使っているのは、日本とアメリカ。
韓国、中国、東アジア、ヨーロッパ、オセアニアなどでは、ばら売り。

必要以上に、ものを包まない!それは、世界の常識です。


ドイツのゴミ意識と教育

日本の公害対策はとても進んでいますが、ゴミ問題はまだまだこれから。
日本人一人あたりのゴミ排出量は、ドイツ人の10倍だと言われています。

実は、ドイツでは幼児のころからゴミを出さないように教育をしてます。

例えば、幼稚園児が遠足に行った場合、チョコレートやクッキー、そしてフルーツなどのおやつを持っていきます。
園児たちは、行った先でおやつを食べて遠足を楽しみました。

園児たちが捨てたごみを調べてみると、どんなものがあると思いますか?
キャラメルの入っていた箱・そしてその箱を包装したビニール、おやつをまとめて入れた袋・・・フルーツの皮など・・・想像しますよね。

しかし、彼ら園児が遠足で出したゴミは、バナナの皮または、りんごの芯くらいしかありません。
なぜかと言いますと、クッキー、キャンディー、キャラメル、など買う時は、瓶容器に入っているものを自分で取り出して買うのです。
そして子供達はおやつをタッパーに入れて持っていく。
お弁当箱と、おやつ用のタッパーとフルーツ用のタッパーをおかあさんが用意してくれるのですね。

基本的にお菓子の包装用紙のゴミは、家庭ではでるかもしれませんが、遠足に行った先ではでないのです。

幼稚園や小学校の時に、「無駄な包装紙は、一切使わない」ということが当然のこととして教育されているのです。

微生物などが自然の力で溶かしたり、土にかえしたり出来ない物は、捨てないということです。